ども!コムヨシです。
前回の記事で、「おかきさげ」は天理教教理の要点をまとめた「要点集」だということをまとめました。
前回の記事はこちらです。
オンライン教理勉強会の講師であるヒサマツくんは、なぜ難解な「おかきさげ」が教理の要点集だという結論に至ったのでしょうか。
今回の記事では「おかきさげ」がどのように成立したのかをまとめてみようと思います。
「おかきさげ」はいつから始まったの?
今では当たり前のように拝読されている「おかきさげ」ですが、「おかきさげ」っていつ誕生したものなんでしょうか。
明治23年7月15日のおさしづを以て正式にスタート
おかきさげが始まったのは、教祖が現身を隠されてから3年後の明治23年です。
どんなきっかけでスタートしたのかというと、教祖から明確なおさしづがあったそうなんです。それがこちら。
さあ/\一言々々話して、これまでの書取渡すのや。渡すのが第一やで/\。後より渡すのが第一肝心やで。さあ/\これまでの書付は、皆んな渡すのやで。さあこれから先の書付は、皆一人々々の心の理に又諭すによって、これまでの書付と、それに添えて、後で書付渡すのが第一肝心や。これだけ諭し置く。(明治23年7月15日)
「書取」とか「書付」っていうのが「おかきさげ」のことです。
ちなにみ、教会長任命お運びとかで戴く「さあ/\すみやかゆるす」って書いてある紙も「おかきさげ」といいます。
なので、おかきさげっていうのは神様の言葉を書き取った紙っていう解釈になるかと思いますが、一般的に「おかきさげ」といえば今回テーマにしている内容のものを指します。
「これまでの書付は、皆んな渡すのやで」
って仰ってますね。
「今まで書いたやつは全部渡してあげてねー」って感じでしょうか。
それが明治23年7月15日だったということになります。
ここで注目して欲しいポイントは「これまでの書付」の「これまで」という表現です。
つまり最低でも2つ以上の書付があったということになります。
そうなんです。
実は「おかきさげ」っていうのは「書付」とよばれるものをまとめたものらしいんです。
なぜなんでしょうか。
「おさづけさしづ」をまとめたのが「おかきさげ」
「書付」っていうのは具体的には「おさづけさしづ」を指しているらしいんですが、「おさづけさしづ」って何やねん、ってなりますよね。
「おさづけさしづ」っていうのは、その名の通り「おさしづ」のことです。おさしづが何か分からない方は、こちらを参考にしてみて下さい。
簡単に言うと「神様からの指図」になります。
「おさづけさしづ」はおさづけを戴いた後に下ったおさしづ(ご神言)のことを指します。
その「おさづけさしづ」ですが、ご神言が人によってバラバラだったそうなんです。
そのバラバラだったご神言を一つにまとめたものが「おかきさげ」として誕生しているんです。
これは、人間が勝手にやったことではなく、教祖からの指示であり、「これでよい」というオッケーサインもちゃんといただいているそうです。
別席制度が明治23年7月13日に成立しているので、まさに、別席の制度化と並行して「おかきさげ」も整えられていってることがわかりますね。
では、今回はこの辺で!
コムヨシブログっぽくない内容が続いていますが、天理教2.0を加速させるために必要なプロセスなので、おつき合い下さい。
もしくは、一緒にオンラインで学びましょう!
今日も一日陽気ぐらし!
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