ども!コムヨシです。
大阪や名古屋などで活発に行われているらしい「聴き屋」という素晴らしい活動があるらしいのですが、皆さんご存知ですか?
ボクが住んでいる辺りでも出来ないことはないんだろうけど、都会の特徴を活かした活動だと思うから、形をそのまま真似するのはちょっと違うのかなというのがボクの意見です。
でも、人の話を聞くという行為はとても素晴らしい活動だと思うから、ボクなりのやり方を考えた時に思いついたのが、ネットを介したテレビ電話でした。
プロジェクト名は「コムヨシcafe」
コーヒーでも飲みながらゆったりとした気分で話をしてもらいたいという思いでネーミングしました。
いずれ教会にカフェを開きたいという夢もあり、その思いものせてみました。
そのコムヨシカフェに先日初めてお客さんが訪ねてくれました。
今回のお客様は、
旦那さんが教会長で、二児の母親である20代の女性。
教会長の妻という立場から派生する様々なお悩みをたくさん聞かせてくれました。
そのやりとりの中でボクが感じたことをまとめてみようと思います。
今回のお悩みのポイント
まずは今回のお悩みを整理してみたいと思います。
- 子供を保育園に預けれない(待機児童)から働けない
- 決して働きたいわけではない
- 教会の運営がお供えでは賄えない
- 上級や大教会のひのきしんから逃げたい
- 育児に疲れているのに若い母親に対しての圧力が強い
- お道の読み物や講話の言葉が心に響かなくなってきた
- 自分の信仰心が薄らいできているのではないかという不安
- 布教活動に意味を見出せなくなってきた
ざっとこんな感じで、息つく暇もないくらいとにかく吐き出してくれました。
今回コムヨシカフェに申し込んでくれた理由の1つに、「本音を話せる人が近くにいない」というのがありました。もちろん旦那さんを除いて。
今まで誰にも聞いてもらえなかった、最後まで聞いてもらえなかった、肯定してもらえなかった、認めてもらえなかったという悔しさもあってか、とにかく吐き出してくれました。
今回のお悩みポイントはどれも共感できるものばかりでした。恐らく読者の方の中にも大いに共感されている人が多いのではないでしょうか。
教会の奥さんは天理教で一番辛いポジション
この奥さんは、実家が布教所でしたが特に信仰やライフスタイルに窮屈さを感じたことはなかったと言います。
むしろ教会に嫁ぐことで、自身の信仰やライフスタイルがより洗練されるんだろうというイメージだったそうです。
(わかる気がするし、本来はそうあって欲しいですよね。)
でも現実はそうではありませんでした。
強制的な信仰のあり方や窮屈なライフスタイルに加え、育児に疲れ果てて心がどんどん荒んでいったそうです。
周りに相談しようものなら、
「私の時はもっと大変だった」
「今の若い人は苦労が足りない」
こんな言葉しか返ってこなかったと言います。
そればかりか悩みを最後まで聞いてくれることすらなかったようです。
そんなやりとりを続けているうちに、
「自分の信仰心が薄らいでしまったのでは…」
と感じるようになってしまったと言います。
信仰心を奮い立たせるために、天理時報やお道の書籍を片っ端から読みあさったものの、求めている答えはどこにもなく、心に響くどころかむしろ読めば読むほどイライラしてくる有様。
心身ともに疲れ果ててしまっている感じがとても伝わってきます。
教会長も大変ですが、それ以上に大変なのが教会長の奥さんです。
教会長の妻になっただけで急に信仰的にしっかりしなければならない。
陽気暮らしをしたいだけなのに。
ボクの妻もそうだけど、みんな一緒なんだなって改めて感じました。
天理教がくすぶっている理由の1つは、教会の奥さんがくすぶっているからだと思っています。
くすぶっている原因はたくさんあると思いますが、大体の本質はどこも同じじゃないかなって思います。
教会長の奥様方、今日もお疲れ様です。
話すだけで心が軽くなるなら
今回初めてコムヨシカフェを開催したんですが、そこで改めて強く感じたのは、女性は自分の中に溜め込んであるものを吐き出せさえすれば、解決策は実はさほど重要ではないということです。
もちろん解決策を求めているんです。
でもそれ以上に、話を聞いてもらいたいんです。
話し終えた後の奥さんの表情はとても満足そうでした。
以下に感想を載せてみます。
- 今悩んでいる事を話しながら、どんな事で悩んでいるのか整理で
きた。 - ブログの内容に共感していたので、相談しやすかった。(身近な天理教の人に相談しても、教え?で説き伏せられる事が多く、教会での悩み事は全ては相談しにくい部分があったから)
- 違う大教会なので、繋がりがなく利害関係がないので、話しやすかった。
- こちらが話している時、私の意見を否定する事なく、まずは聞いてくださって嬉しかった。(だいたい今までだと話の途中で否定されていたり、説き伏せられて、話したい事を話しきれずにモヤモヤしていた。)
- とにかく、真剣にきいてくださる姿勢が嬉しいしありがたかった。
- 相談したあと、今の考えで大丈夫ですよ。と私の考えを肯定してもらえて嬉しかった。
- コムヨシさん、本人の話もしてくださってよかった。
- 相談してみて少し気持ちが軽くなった。同じお道を通る中にも、こういう方がいるのだと安心した。
- 今まで自分が思っている事、感じている事、そう思ってしまっている自分がだめなんじゃないかと思っていた部分に対して、おかしくないですよ。間違っていないですよ。と言われたのは初めてだったのでほっとした、安心した。
- ブログで自分の考え方を提示しておられたので、それを知った上で相談ができるという事は、相談する側も安心して今の現状での悩み事を相談できたのでよかった。
コメント
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