どうも、コムヨシです。
前回は、ジョナタンとシルバーナという友達を出張所の日本語教室に誘い、シルバーナという女の子が学んでくれることになった、ということをまとめました。
今回は、その日本語教室について簡単にまとめてみようと思います。
日本語教室はコロンビア人との交流の入り口
コロンビアに限らず、天理教の海外拠点には日本語教室を併設していることが多く、現地の方と天理教を結ぶための入り口として、非常に重要な役割を担っています。
特にコロンビアの日本語教室の重要度は高く、なくてはならない機関になっています。今でこそ盛んに路傍講演や神名流しなど、日本ではおなじみの布教活動が行われていますが、ボクが在籍していた当時は、今よりも治安が悪く、大々的な布教活動は自粛せざるを得ない状況でした。
そんな中で、にをいがけの手段として唯一機能していたのが日本語教室でした。
もちろん、現地に住む信者さん達の地道な声かけで繋がってきた人もいた訳ですが、多勢の方に「天理教」という考え方を知ってもらうためには、日本語教室が一番効率が良かったんですね。
この日本語教室から用木になった方も多勢いらっしゃるんですね。
ボクは、日本語教師として派遣された訳ではないので、日本語教室に携わる事はあまりなかったんだけど、ちょっとだけ先生をしたことがあったので、その経験を踏まえながら、コロンビアの日本語教室を紹介してみようと思います。
日本語教室の主な流れ
コロンビアの日本語教室は、子どもクラスと大人クラスに分かれていて、それぞれ一週間に2コマくらいの感じでクラスがもたれていたと記憶しています。
子どもクラスは土曜日もやってたから、3コマだったのかな。
クラスは基本的に夕方5時くらいから1時間(曖昧な記憶です)の授業が行われます。
その後、6時半からの夕勤めを全員で参拝して、(ちがったかな?)出張所の送迎車で家まで送り届ける、という感じです。迎えも出張所で行っていました。
大人の人のほとんどはバスを利用して来られていたようです。
土曜日は午前中? に子どもクラスがあって、授業の後はおつとめ練習の時間がありました。
子ども達にとって、机に向かってする授業よりも、やはり体を動かしたりする方が楽しいに決まっています。まして、日本の楽器を触れるという滅多にない機会なので、とても楽しんでくれている感じでした。
日本語教室に携わらないボクのような青年は、授業中は普段通り庭の手入れとか雑用をこなしたりしてるんだけど、土曜日のおつとめ練習の時は、一緒に参加して、子ども達におつとめを教える事になっていました。
普段のたいくつな作業から解放される貴重な時間だったので、ボクとしても非常に楽しみな時間でした。
また、覚えたスペイン語を活用できる時間でもあったので、そういう意味でも貴重な時間でした。
子どもクラスが何歳までだったか忘れたけど、当時15、6歳くらいの少年がいて、太鼓を一生懸命覚えてくれたんです。その頃、コロンビアの青年会総会が近かったんだけど、総会のおつとめにも来てくれた気がします。(ちがったらすいません)
総会に来たか来てないかは別としても、こういう風に総会に自然に誘える環境があるっていうのは日本語教室の素晴らしいところだと思いますね。当時はまったく気づかなかったけど。
総会に誘いやすいっていうことは、月次祭にも誘いやすくなるっていうことなんですよね。
とか、日本語教室から日本で実際に日本語を学んでくる生徒が出てくると、小さい子達の憧れにも繋がりますよね。
「次はおれだ!」
っていう流れが自然に出来上がってくる。
こんな流れで、日本に行く、つまり天理で日本語を学ぶ生徒が増え、その中には専修科に進むような子もでてきて、その子達がコロンビアに帰って今度は日本語を教えるわけですね。
とっても素晴らしい循環が、日本語教室からでてきているんですね。
もちろん、その根底には、親神様の思し召しを伝えたい、教祖の御教えを伝えたいという思いから出発していることは言うまでもありません。
しかし、大切なのは、その風土にあった表現の仕方、伝え方だと思うんです。
それがしっかり機能している日本語教室は本当に素晴らしいし、そこにちょっとでも携わる事ができたのは光栄なことだったし、本当に勉強になる体験をさせてもらったなと感じています。
今日も一日陽気ぐらし!
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