どうも、コムヨシです。
ボクには「外耳道閉鎖症」という生まれつき耳の穴が塞がっている状態の娘がいます。
現在3歳になった娘がこれまで経験してきた検査や、人の役に立った話、現状の様子をまとめてみようと思います。
外耳道閉鎖症のお子様をもつ親御さんだけでなく、何かしらのハンデを抱えている子供をもつ親御さんの一助になれば幸いです。
外耳道閉鎖症で片耳が聞こえない娘を授かったんだぜ!
外耳道閉鎖症を抱える娘は、ボクたち夫婦の3人目の子供で次女になります。
次女は生まれつき左耳に穴があいていませんでした。専門的には外耳道閉鎖症っていうそうです。
生後すぐの簡易検査でもやはり左耳は反応がなく、聞こえていないっぽい旨の報告を先生から告げられました。
とにかく無事に生まれてきたことに感謝しつつでしたが、やはり妻は落ち込んでいました。
人間は脳で音を認識している
生後、簡単な検査をした時、聞こえてないっぽい、っていう表現をしたんですが、本当に簡単な検査なので、実際どうかはその時点ではわからなかったんです。
人間って、脳で音を認識してるそうなんですよね。
音が脳に伝わるまでの流れをザックリ説明すると、
- 耳で音を集めて
- 耳の穴を通って
- なんちゃらかんちゃらあって
- 脳に信号が送られる
だから、脳波を調べれば脳に信号が届いてるかどうかわかるというわけです。
脳波の検査は赤ちゃんには大変
脳波を検査すれば、音が聞こえているのか聞こえていないのかが調べられるわけですが、その検査がなかなか大変でした。
ザックリ検査方法をまとめると
- ヘッドホン装着
- 頭部の数カ所に脳波を測定する電極?っぽいのを貼り付ける
- デシベルや周波数の異なる音を送る
何が大変だったかというと、動いたり泣いたりしている状態では正しい数値が測定できないために、寝ている状態を作り出す必要があったんです。
そんな都合よく寝てくれません。
検査技師の方も根気よく待ってくれますが、これがなかなか上手くいかず大変でした。
この検査を時期をずらして数回やって平均値を出していきます。
70デシベルの音の大きさは認知していた
その検査を受けた結果
70デシベルくらいまでは信号が届いてる!!!
っていうことが検査結果で判明しました。
70デシベルは騒音くらいの音、叫んでるくらいの声の大きさらしいです。それくらいは聞こえてる。んで、右耳は正常。
先生いわく「学校でも普通のクラスでいけるレベルです」
おおおおおおおおおおお!!
続けて先生「穴をあける手術をすれば100%に近い確率で正常の状態に近づけられるでしょう」
おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
医学の進歩にもほんとに感謝ですね。
デシベルと暮らしの早見表
音の大きさを表す単位がdB(デシベル)と、暮らしとの関係性をまとめているサイトがあったので引用してみます。
120デシベル ・飛行機のエンジンの近く
110デシベル ・自動車の警笛(前方2m)・リベット打ち
100デシベル ・電車が通るときのガードの下
90デシベル ・犬の鳴き声(正面5m)・騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
80デシベル ・地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
70デシベル ・ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
60デシベル ・静かな乗用車・普通の会話
50デシベル ・静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
40デシベル ・市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
30デシベル ・郊外の深夜・ささやき声
20デシベル ・木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m)(dBの話し 音の大きさより引用)
生後2ヶ月で人を救った娘
外耳道閉鎖症を抱えた娘を与えていただいたことで、ボクたち夫婦は親としてのあり方を今一度考え直すことにしました。
それは名前にもあらわれました。
ボクが信仰している天理教は「陽気ぐらし」という生き方、世界を目指しています。
世界をいますぐ陽気ぐらしに変えることはできなくても、娘に伝えることはできるし、陽気ぐらしできる娘に育ってもらいたい。
そして、陽気ぐらしをしている娘の姿が、花の香りのように周囲に爽やかに香っていくような大人に成長してもらいたい。
そんな想いを込めて「陽香(はるか)」と名付けました。
陽気が香る素敵な大人に成長してもらうためには、親であるボクたち夫婦がそんな生き方をしていなくてはいけません。
陽気なんてこれっぽちもないボクですが、娘のおかげで出来ないながらも意識だけはできるようになった気がします。
そして病気や障害、困難なことと思われるようなことを前向きに捉えられるようになったのは天理教の教えのおかげだったんです。
もしも、ボクが天理教の教えを知らない状態で障害をもつ子どもを授かったとしたら、こんな前向きな考え方ができていたか、正直自信がありません。
だから、特に信仰とか信じてるものがない方が、障がい者を始め、ハンディをもった家族と前向きに暮らしている姿をみると本当に尊敬します。尊いなって。
だから、ボクはこの教えに本当に救われてんだろうなって気づいたんですね。そして、この信仰をボクに伝えてくれた親、そのまた親、そのまた親に感謝せずにはいられないんですね。
見知らぬ人に勇気を与えた娘
っていう話を、ある時街頭演説でしたんですよ。
そしたら、40代後半くらいの女性が近寄ってこられて
「私にも障害をもつ息子がいるんです」
「息子の将来が心配で不安で仕方がないんです」
「いろんな宗教があるけど、何を信じたらいいのかわからないんです」
「天理教の教会にも入ってみようと思ったけど、勇気がなくて」
「私を教会に連れてってくれませんか」
と言うではないですか。
その方は私が演説してた道路を挟んで向かいのうどん屋さんでうどんを食べてたらしいんですけど、聞こえてたんですね。
天理教の教えにぜひ触れてください
ボクや妻に成長するきっかけを提供し、見知らぬ方に勇気まで与えてくれている娘。
そう思えるのは、天理教の教えのおかげでした。
天理教の教えを聞いたからと言って、娘の耳が治ったわけではありません。
ですが、どんな状況でもそこには意味があって、その意味に真摯に向き合う姿勢は他人の心にまで良い影響を及ぼすということを体験することが出来ました。
何もそれは天理教だけの特権ではないし、大事なことは前向きになれたっていう結果なのですが、ボクはその結果を天理教の教えで得ることが出来ました。
困難な状況で前向きになるのは容易なことではありません。前向きになれないから困難なんです。
だけど、困難な状況を困難なままで終わらせるか、あるいはその出来ごを糧に新しい自分にステップアップするかは、自分の心次第だと言えます。
もしも頼るものがなく、困難な状況から抜け出せずに困っているのでしたら、是非一度、天理教の教えに触れてみてください。
宗教と聞くと、入信しなければいけない?とか、洗脳されるんじゃない?とか考えてしまうと思いますが、今時信者を増やすことには何の価値もありませんし、洗脳するテクニックも持っていません。
教えに触れないにしても、誰にも相談できずにいる悩みをお持ちなら、無料相談もございますのでお気軽にご相談ください。
あなたの陽気暮らしを心から応援しています。
今日も一日陽気ぐらし!
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